社会の多様性を認め性別,人種,年齢等にかかわりなく,互いにその人権を尊重しつつ責任を分かち合い,その個性と能力を十分に発揮することができるダイバーシティ社会の実現は,21世紀の我が国における最重要課題です。
大分大学は,大学憲章において,基本理念として,「人間と社会と自然に関する教育と研究を通じて,豊かな創造性,社会性及び人間性を備えた人材を育成するとともに,地域の発展ひいては国際社会の平和と発展に貢献し,人類福祉の向上と文化の創造に寄与する」ことを掲げています。この基本理念のもとで,大学としての機能の高度化や地域における「知の拠点」としての役割を果たしつつ,有為な人材の育成と教育研究の発展を目指して取り組んできました。これらの取組の進展が,多様性を認め個人の能力を最大限に発揮できることを必須の前提とするものであることはいうまでもありません。
大分大学は,ダイバーシティ社会の実現に寄与することを本学に期待されている社会的使命の一つとして受け止め,以下の基本方針に基づき,別に定める具体的な行動計画を全構成員が一丸となって推進することをここに宣言します。
2019年4月1日
国立大学法人 大分大学