研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出につなげるため、 各機関・地域の特色を踏まえた、女性研究者の活躍推進に向けた機関としての目標・行動計画を設定・公表し、以下の内容の取組を支援するものです。
・ 女性研究者・技術者のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備
・ 女性研究者・技術者の研究力向上のための取組
・ 女性研究者・技術者の積極採用
・ 研究中断、あるいは離職した女性研究者・技術者の復帰・復職支援
・ 女性研究者・技術者の上位職への積極登用に向けた取組
事業期間は6年間
平成29年度~令和4年度(国からの補助金は平成29年度~令和元年度の3年間)
産学共にまだまだ男社会である大分で、大分大学は共同実施機関と協働して、女性研究者・技術者をリーダーとした産学連携研究を展開します。
大分大学と全共同実施機関は、各々の機関内の既存の男女共同参画推進体制を産学連携型のダイバーシティ推進体制へと変容させ、その機能を強化します。
大分地域に関係した教育研究機関、企業、及び関係団体等が、互いの異なる多様な組織文化を意図的に交流させることで、単独の組織ではできなかった新しい価値を生み出す産学連携型ダイバーシティ推進の仕組みを確立することを目的としています。また、この実践協働体において、女性研究者・技術者をリーダーとした産学連携研究の展開により、女性研究者・技術者が主役となった地域創生の推進を目指しています。
代表機関:国立大学法人大分大学
共同実施機関:独立行政法人国立高等専門学校機構大分工業高等専門学校、フンドーキン醤油株式会社、三和酒類株式会社、三井住友建設株式会社
協力機関:住友化学株式会社大分工場、大分キヤノンマテリアル株式会社、株式会社オーイーシー、
株式会社別大興産、株式会社佐伯コミュニケーションズ、株式会社モアモスト、株式会社みらい蔵、
ニッコン株式会社、アイ.ジー.シー株式会社
本事業の略称は「SAFIRE」です。
事業を英語名称で表すと、
「Supporting Activities for Female
Initiative in the Research
Environment in Oita」なので、
その頭文字をとって名付けました。
共同研究実施機関 | テーマ(一例) |
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独立行政法人国立高等専門学校機構 大分工業高等専門学校 |
金属材料の強度に及ぼす影響 |
フンドーキン醤油株式会社 | 大豆発酵食品の機能性 |
三和酒類株式会社 | アルコール摂取後の呼気中濃度の 精神運動機能の経時的変化 |
三井住友建設株式会社 | 住環境性能向上に向けた研究 |
2017年に採択された、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の中間評価において、 S評価をいただきました。
総合評価 | 目標達成度 | 取組 | 取組の成果 | 実施体制 | 今後の進め方 |
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S | S | A | S | S | A |
事業後半2020年度~2022年度(3年間自走期間)が終了し、本事業の最終評価はA評価(所期の計画と同等の取組が行われている)という結果でした。事後評価成果報告書作成までご協力をいただきましたすべての皆様に感謝申し上げます。
「今後は爐おいた連携ダイバーシティ推進会議瓩魴兮海靴導萢僂掘大分地域における女性研究者・技術者の活躍を全面的に推進していくことを期待する。」という評価コメントをいただきましたので、引き続き、皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
総合評価 | 目標達成度 | 取組 | 取組の成果 | 実施体制 | 実施期間終了後の取組の継続性・発展性 |
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A | A | S | S | S | A |