平成24年1月19日、大分全日空ホテルにおいて、大分大学男女共同参画公開講座「女性研究者の活躍とワークライフバランス」を開催し、県内の自治体や団体、本学および他大学関係者、一般市民等、約90名が参加しました。

 
　椋野美智子副学長の開会挨拶の後、松浦恵子女性研究者サポート室長が大分大学における女性研究者支援事業について、理解し具体的なイメージを持っていただけるように、アニメーション映像を用いて説明を行いました。

　
　続いて、女性研究者奨励賞等を授与された女性研究者2名が受賞対象となった研究内容について発表し、医学部の中川幹子診療教授は「性差医療」、教育福祉科学部の都甲由紀子講師は「竹田のムラサキ」の題目で発表を行いました。　

 
　特別講演では、国際ジャーナリスト・キャスターであり明治大学国際日本学部教授・学部長でもある蟹瀬誠一氏が「幸せはワークライフバランスから」と題し、講演されました。蟹瀬氏は、世界各国における男女のあり方を紹介し、日本における男女共同参画はまだまだ遅れていると話されました。また、夫婦で働きながら子育てした経験を織り交ぜながら、「育児」ではなく「育自」、「共働き」ではなく「共育て」と、視点を変えて言葉を捉えることで人間は意識や考え方が変わる。言葉は非常に大事であると何度も強調されました。

　最後に嘉目克彦理事が、大分大学の男女共同参画への取組みと今後の展開について述べ、閉会の挨拶を行いました。
　今回の公開講座は、男女共同参画に対する理解を深め、大分大学の取組みを知っていただく良い機会になりました。

2012年01月31日