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女性研究者によるサイエンスセミナーを開催しました

 

 平成24年7月27日(金)医学部看護学科棟211講義室において、本学を卒業した、(独)放射線医学総合研究所 研究基盤センター 研究基盤技術部室長の荒木 良子氏を講師としてお招きし、「人工多能性幹細胞(iPS細胞)の医学応用に向けた基礎的研究 〜点突然変異と免疫原性〜」と題して、サイエンスセミナーを開催しました。

 

 このセミナーには、本学の教職員や学生以外に、科学系人材の育成を目指す「大分スーパーサイエンスコンソーシアム」の中心となって活動している大分舞鶴高校の生徒の皆さん25名も参加されましたが、セミナーの開始時刻まで、高校生から大学生へ勉学や学生生活について質問をするという形での交流の時間が持たれ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

 

 セミナーでは、松浦室長によるサポート室の活動紹介の後、荒木氏が、ご自身が行っているiPS細胞の研究内容と現状について具体的な例をあげながら説明をされました。
 iPS細胞の医学応用が期待されている中、安全性を今後基礎的研究で解明していかなければならないことなど、高校生にもわかりやすく説明され、研究とはどういうものか、研究の楽しさや厳しさを教えていただきました。講演終了後には、多くの質問の手が挙がり、最先端の研究に対する注目の高さがうかがえました。

 

 参加者からは、「iPS細胞を研究している人の話を聞く機会はなかなかないのでとてもためになった」「将来の進路選択の参考になった」「研究に興味を持てた」など多くの意見が聞かれ、大変貴重なセミナーとなりました。

2012年08月01日

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