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大分大学 男女共同参画セミナーを開催しました(10月9日)

 

 10月9日(火)、大分大学男女共同参画公開セミナーを開催し、本学関係者、行政関係、一般市民の方など約100名が参加しました。

 

 嘉目克彦理事による開会挨拶の後、松浦恵子女性研究者サポート室長が大分大学における女性研究者支援事業についての説明を行いました。

 

 続いて本学の女性研究者2名が発表を行いました。
平成23年度研究奨励賞の最優秀賞を受賞した荻野千砂子講師(教育福祉科学部)は、「琉球語に残る日本の古語」と題した発表を行いました。「琉球語は、現代日本では使われなくなった日本古語と、用語や文法における共通点が多く存在するため、さらに琉球語を研究することで日本古語の文法の解明に繋げたい」と述べられました。

 

 平成24年度秋季国際学会派遣支援を受けた寺町芳子教授(医学部)は、「看護実践の質を高めるための研究へのチャレンジ」と題し、 “インフォームドコンセントにおける患者・医師・看護師の協働モデル”を、ご自身の看護師としての経験を織り交ぜながら発表され、「医療の場面で三者が協働する必要性だけでなく、研究・教育をとおして、看護の質向上に貢献していきたい」と話されました。この発表は派遣支援により参加した国際学会で、ポスター賞を受賞されました。

 

 特別講演には、脳機能開発分野の第一人者である東北大学加齢医学研究所教授の川島隆太氏をお招きし、「脳を知り、脳を育み、脳を鍛える 〜脳科学から見る男女共同参画の意義 〜」との題で講演していただきました。川島講師は、「生活習慣が脳の発達に影響する。男女ともにワークライフバランスを大事にすることは、未来に育つ子どもたちのきちんとした人生をつくることに繋がる」と、睡眠や朝食などの生活習慣が脳に与える影響と男女共同参画との関係について詳しく述べられました。参加者からの講師への盛大な拍手をもって、セミナーは終了しました。

2012年10月30日

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