4月7日(月)に大分県消費生活・男女共同参画プラザ(アイネス)との共催で、医学部新入生(160名)を対象に、男女共同参画講義「デートDVセミナー」を実施しました。
講師の佐賀県DV総合対策センターの原健一所長が、「お互いを大切にしてより良い関係を築くために」として、デートDV(交際相手からの暴力)の実態と対応についてお話くださいました。
近年では20代女性の5人に1人がデートDVの経験があるとされています。その暴力は、「相手を束縛するのが愛である」との心理により、身体への暴力のみならず、言葉の暴力、性的な暴力、行動の監視など多岐におよぶことを、被害者に取材した映像記録等を用いながら、わかりやすく説明されました。
暴力の当事者にならないためには、相手を思いやることと自分を大切にすることが必要であるとして、
対等な関係を築くための6つメッセージ――
*「互いの違いと距離感を大切に」
*「Noと言える関係を大切に」
*「異性の友人を大切に」
*「別れに同意はいりません(相手の別れたいという気持ちを尊重する)」
*「別れと復縁をくり返す場合は少し距離を」
*「困ったときには相談を」 ―― をいただきました。
新入生たちは、終始真剣なまなざしで講師のお話に聞き入っているようでした。
(挾間:M)
2014年04月08日