「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(「さくらサイエンスプラン」)に大分大学医学部とタイのSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の高校生との交流事業が採択され、10月14 - 19日にタイの高校生13名と引率教員1名が大分大学を訪問しました。その中で17日に大分大学の研究者との交流会を行いました。自己紹介のあと、高校生2名の研究発表と質疑応答、研究生活や大学での生活、将来の夢について、英語、タイ語、日本語を交えてのフリートークが行われました。キャリア部門委員であり大分大学さくらサイエンスプラン担当の内田智久先生の司会で、大下部門委員を含む男女教員、女性大学院生および男女共同参画推進室スタッフが交流会に参加しました。タイから留学している大学院生のパーさんには、通訳と進行で大活躍していただきました。
タイの優秀な高校生達の研究成果の発表は、「シナモンの防腐剤効果」と「エアコン室外機の蓄電効果」でした。活発な質疑応答が繰り広げられました。また将来の夢については、ドクターやエンジニアなど多彩な職種が出てきましたが、大分大学の訪問の経験から、またいつか大分大学に来て勉強や研究をしたいという発言も多く飛び出し、会場は盛り上がりました。日本への留学に必要な試験についての質問もありました。タイでは女性研究者の割合は50%くらいいるので、リケジョを増やす、ということは必要なさそうでした。フリートークのあと、交流会のお礼として、高校生からタイの神聖なシンボルである象があしらわれたボックスに入ったコースターを頂きました。アンケートには、交流会が楽しかったことの他、大分大学訪問全般についての経験が役に立ち楽しかったこと、大分大学の人が優しかったことなどが書かれていました。タイの高校生たちの明るく輝いた笑顔に、参加者一同楽しい時間を共有できました。
2014年10月22日