平成27年1月23日(金),旦野原キャンパス事務局棟第2会議室において,日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員インダストリー営業統括 公共営業本部長 志済 聡子様を講師にお招きし,『日本 IBM におけるダイバーシティ 推進の取組み』という演題で,男女共同参画キャンプセミナーを開催しました。
職員,大学院生,学生を合わせて82名の参加がありました。
志済講師は,まずIBMのグローバル経営,ダイバーシティ推進,グローバルリーダーの育成について,激しい時代と共に変わっていく業界の中で,会社は社員には常に自己改革を求めていること,女性活用の取組としては 5年後,10年後の自分がどんな仕事をしているか,輝いて働いている身近なロールモデルの女性の先輩の姿を魅せることが大事であることもお聞きしました。
その後,これからの女性の働き方,能力のある女性が活用されていない日本は遅れており,自分と同じ働き方ができる女性は受け入れる分厚い粘土層(中間管理職)の問題と,ある女性の個人の行動を「女性」はという表現で話される意識,女性を本気で育てる職場風土の改革が必要である。また仕事を主戦場としていない女性意識,主戦場として働けるかの女性側の問題もあることをお話いただきました。
就活をむかえる学生へ,これからは企業のグローバル化が進み,外国人とネゴシエーション,データ,エビデンスを用いてロジカルに話ができることが大事,今ある企業が10年後に業界トップである保証はないので,会社を選ぶときは,企業の大きさではなく,自分の適正に合っているのかということを考えて決め欲しいとメッセージをいただきました。
講演後の質疑応答では、女子学生からは,目標や日々の生活のやらなくてはいけない物事に追われることについて,理事から仕事・育児・生活の両立について質問があり,ご自身の経験を交えて率直にお答えくださいました。
2015年02月16日