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医学部新入生に男女共同参画講義「デートDVセミナー」を実施しました


 4月7日(火)に医学部新入生(163名)を対象に、男女共同参画講義として「デートDVセミナー」(主催:大分県消費生活・男女共同参画プラザ(アイネス))を実施しました。
昨年と同様に、佐賀県DV総合対策センターの原健一所長が、「お互いを大切にしてよりよい関係を築くために」との題で、デートDV(結婚していない恋人同士の間で起きる暴力)の実態と対応についてお話しくださいました。
実際に被害者の支援をされているご経験に基づいたお話は、深刻な被害の実態を、被害者の心に寄り添う細やかさで描き出し、ときに微笑も誘いながら、問題をわたしたちに身近なものとして、また広く人間関係一般の理解にも関係するものとして、理解させてくれました。
束縛と依存の関係であるデートDVでは、暴言や行動の監視、身体的および性的暴力の渦中にいる間は被害者自身の視野が狭くなり、そこから離れるのは大変困難であって、それだけにデートDVに対しては、周囲は「二人の関係」として放っておくのではなく、口出しをしてよいと、原先生ははっきりおっしゃいました。それとともに、実際に自分の友達が被害にあった場合にどのように声をかけるべきか、具体的にお示しくださいました。

 セミナーでも配布しました『デートDV これって愛?』(大分県生活環境部県民生活・男女共同参画課発行)の啓発冊子を、男女共同参画推進室で配布いたしております。ご希望の方は推進室までご連絡ください。

2015年04月09日

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