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日本循環器学会九州地方会「第6回男女共同参画講演」が開催されました。

   6月25日(土) 第120回 日本循環器学会九州地方会がホルトホール大分で開催され、この中で今回大分大学が主催となり「第6回男女共同参画講演」が行われました。
 日本循環器学会九州地方会の男女共同参画委員会の副委員長をされている大分大学医学部医学教育センター教授 中川幹子先生と、循環器内科・臨床検査診断学講座教授 高橋尚彦先生が座長となり、「女性循環器医の多様なキャリア形成―キャリア教育と支援を考えるー」というタイトルで講演会がありました。

 はじめに高橋先生が「地域医療には女性医師の力が必要」であることを、ご自身の講座の例をあげてお話しされました。医局には女性医師は関連病院も含めて22名で、一人一人のキャリアをきめ細かく相談しながら生涯続く医師としての活躍を応援していることを紹介されました。次に、国立病院機構西別府病院の宮崎寛子先生が「キャリアは途切れてもまた繋げる」というタイトルで、3人のお子様を育てながら、ファミリーサポートや宅食など外部に委託(アウトソーシング)できることを積極的に利用し、キャリアをつなげることの大切さをお話しされました。また、当院循環器内科・臨床検査診断学 綾部礼佳先生は「ママさん循環器医の奮闘―後輩へのエール」として、子育てとご自身の専門分野との両立について、これまでどのように考え工夫してきたか、そして次世代の方々へのメッセージなどをお話しされました。最後に中川先生が、学生の意識調査の結果などを引用しながら、男女共同参画の教育あるいは意識啓発の必要性についてお話しされました。フロアからは、幹部の意識の重要性、民間病院での難しい点など活発な質疑応答がありました。
 会場はほぼ満席で、若い研修医や学生さんの参加もありました。本学会での活発な男女共同参画の活動に感銘をうけました。講演会後に他大学の先生とも交流し、有意義な講演会に参加することができました。                  (文筆 男女共同参画推進室長 松浦恵子)

 

 

 

2016年07月05日

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