トピックス・イベント情報

タイの理系女子(リケジョ)10名を含む13名の高校生との交流会を開きました。

  「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(「さくらサイエンスプラン」)に大分大学医学部とタイのサイエンス・ハイスクールの高校生との交流事業が採択され,101017日にタイの高校生13名と引率教員1名が大分を訪れ、そのうちの11日に大分大学の研究者との交流会を行いました。

   異文化交流の意も込めて日本で人気のお菓子や飲み物を各種揃え、タイの女子高校生2名と男子高校生1名の研究発表と質疑応答とタイから本学に留学している大学院生のパーさんの研究発表と質疑応答が行われ、その後はタイと日本の女性の社会進出についての考え方の違いについて英語でのフリートークが行われました。昨年に引き続き,大分大学さくらサイエンスプラン担当の内田智久先生の司会で、松浦室長、大下キャリア部門委員長を含む女性教員、女性大学院生および男女共同参画推進室スタッフが交流会に参加しました。また、パーさんには昨年までと同様、通訳と進行でも大活躍していただきました。

   タイの高校生の研究成果の発表は、「ハイゴショウ抽出物を用いた黄色ブドウ球菌を抑制する経皮パッチの開発」「フンコロガシの行動と地下の巣作りパターンの研究」「ウキクサの成長率とデンプン含有量」についてでした。自己紹介や写真も交えながらの研究発表はどれも大変興味深く、発表後は活発な質疑応答が時間いっぱい繰り広げられました。その後行われた本学留学生のパーさんの「タイ北部の少数民族のヘリコバクター・ピロリ有毒遺伝子」の研究発表では、あまりの高度な研究内容に高校生たちも圧倒されていました。

   また今年度は引率教員が女性ということもあり、フリートークではタイと日本の女性の社会進出について、それぞれの国の習慣や考え方について情報交換を行いました。タイでは男性も女性もみんなで助け合いながら生活や育児を行っていくという、女性だけに負担がかからない生活文化が根付いているそうで、この文化が女性の社会進出促進につながっているのだろうなと感じました。

   フリートークの後、交流会のお礼として高校生からウォールポケットをいただきました。タイの高校生たちの明るい人柄と積極的な姿勢のおかげで、今年度も終始和やかな雰囲気の中、楽しい交流会となりました。

  

 

 

 

2016年10月20日

一覧に戻る

大分大学Q-wea's netチアーズ男性リーダーの会女性研究者紹介 産学官連携推進機構くるみん認定企業